2022/09/12 16:41

こんにちは。




前回ご紹介した刈り取り作業にて、
収穫したタデ藍の生葉を使って
沈殿藍の制作に初挑戦。
うまく出来たかどうかわかりませんが、
そんな初チャレンジの模様のご紹介です。


沈殿藍とは、
生葉を発酵させて底に溜まった泥のことで
泥藍とも言うんですって。

ということで、
まずは生葉をたっぷりの水に浸けます。





落し蓋代わりに
水を入れたペットボトルを入れ、
生葉がすべて水に浸かるようにして2日半放置。

そうしたら
なんだか表面に藍色っぽいものが。
藍の色素が出ているのかな。
発酵が無事に行われたようです。

でも実は
それ以外にも出ているんですよ。
腐敗臭です。
何とも嫌な臭いです。





腐敗臭を我慢しながら
生葉をすべて取り除きます。
パッと見た感じでは
キレイな藍色をしています。





キレイに生葉を取り除いたら
水で溶かした石灰を入れ、
空気を取り込むようにして
攪拌していきます。
攪拌は、
1時間以上継続して行います。

これが結構大変でした。
初めてなので
攪拌終了の判断がわからないだけに。





しばらく攪拌したら、
1日放置します。
この地点でpH値が11です。
高いアルカリ性ってことですね。







あとは、
上澄み液をどんどん捨てていきます。

青い部分は沈殿しているので、
茶色の上澄み部分を捨てます。





ある程度減ってきたので
今度はボウルに移しました。
ここまでは順調に来ているのかな。





さらに上澄み液を捨てていきます。
下に沈殿している青い部分を
流さないように気をつけながら。






これで沈殿藍の完成です。
確かに底に溜まった泥は藍色なので、
一応成功なのかな。





液体部分は別の容器に移動して
残りは乾燥させて固形にする予定です。





今度は、
この沈殿藍を使っての染めに挑戦ですね。
沈殿藍の制作に成功なら
ちゃんと染まるのでしょうが
さてどうなるかです。

その模様は
またいずれということで
楽しみにしていてくださいね。







色とりどりの手染め商品も
一緒にどうぞ
ご覧になってみてください。


D.origine

 

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